ジェンダー論の本読んでたら「男の戦士の物語と女の戦士の物語が対照的な別個の作品を形成するのは『プリキュア』に先行した『美少女戦士セーラームーン』以来のことであり、」ってあるけどプリキュアに対照するのが戦隊/ライダーだとしてセラムンに対比する同時代の男性戦士ってなに
— 野菜1日これくしょん (@kenigooon) 2014, 6月 12
ウィキペディアのセラムンの項目、「その反応は、同じフェミニズムの文脈においても、本作品が「女性差別的な価値観に基づくもの」という否定的な意見と「女性の権利向上のシンボルである」という肯定的な意見の2つに分かれた。」とかってセラムンフェミ論が2潮流しかないみたいでバカっぽ。
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ここで筆者は「嬉々として戦うプリキュア」と「戦うことの意味に苦悩する仮面ライダー」のように物語のプロットを対比させてるので、セーラームーンについても同形の対比がどっか別の本に書かれてそうな気がするんだ。
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この章、「『プリキュア』、『タイタニック』、AKB」っていう副題がついてはいるけど、新自由主義主義時代の女性表象の変化にふれつつポストフェミニズムの膾炙と第三波フェミニズムの可能性に示唆するのがメインテーマなのでプリキュアやAKBについての言及が少なくて知的欲求不満が起きる。
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関連する文献も、斎藤環の「戦闘美少女の精神分析」に言及するのみで、参考文献に挙げられてるのはポストフェミニズム研究や第三波フェミニズムに関する論文ばかり。ここはできれば同じ章でも文化表象と言論の2部にわけてほしかった。
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「嬉々として戦うプリキュア」と「戦うことの意味に苦悩する仮面ライダー」が対照的な別個の物語を形成しているのならセーラームーンに対照する男の戦士の物語っていうのはいったいどんな対照形を持っているのか。
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それまで魔女っ子アニメの主人公は派手なアクションを見せなかったし、キューティーハニーとかのバトルヒロインものは女子視聴者もいるけど男性誌掲載だった。本格的なアクションを見せて女子の「あこがれ」になるのってセーラームーンがはじめてだった。たしかにそうなんだけど。
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バトルヒロインものと、「セーラームーン以降」の戦闘美少女ものが「メインターゲットが違う」と言い切ってしまうのはちょっと注意が必要な気がする。どっちも男女両方を意識してつくられてるし、放映時間帯は土日の夕方から夜にかけての家族が団らんする時間というのも同じ。
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プリキュアの「大きいおともだち」の源流はコッソリあつまっていた男性セーラームーンファンだというのはよく言われるけど、キューティーハニーは最初から男性視聴者を意識して作られてた。そこから多少女子向けに振っても男性視聴者もついてくるというのは実は自然な流れだったんじゃないのかな。
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よくあるセーラームーン・ジェンダー考
「女性が主体的に戦う作品の登場は女性の社会進出と時期を同じくしている」
「衣装は男性の目線を意識したものであり性的に消費される女性像を脱していない」
そうだけどそうじゃないんだよ、これを語るにはぜんぜん足りてないんだよ。
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「個人の努力」が強調される「自己実現」において「女性も自らたたかうべきもの」として描かれつつもその活躍の先に求められる「女子としての幸せ」は恋愛や結婚であることを否定していない。自分の街を出たり友達の輪から離れることを賛美していない。ここまで言ってこそはじめて、って感じでしょ。
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「ドラゴンボール」「ディケイド」「ボウケンジャー」と、男性ヒロインものがすぐに街を出たがるのに対して女性ヒロインもので街を出て戦うのって少ないんだよ。
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少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか [著]須川亜紀子 http://t.co/v9L0pwfnrK @wordpressdotcomさんから
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ジェンダーと「自由」―理論、リベラリズム、クィア [編著]三浦玲一、早坂静 http://t.co/63RcQlRv7h @wordpressdotcomさんから
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