以前こちらの記事(
フジテレビ『ニューススピーク』のシリーズ「少子化、ニッポンの未来」こどもの城閉館特集を見た。
全国で唯一の国立児童施設であるこどもの城、「子ども・子育て支援法案」可決法案のなかで「自治体が取組むべき予算」として予算の凍結が決定。9月、厚生労働省は閉館の決定を発表した。子育てに関する国家予算は先進国中最低レベル。こんな矛盾があってはならない。
閉館が決定したこどもの城の存続を求めるウェブ署名活動がはじまる
)にも書いたこどもの城閉館問題の続報です。フジテレビ『ニューススピーク』のシリーズ「少子化、ニッポンの未来」こどもの城閉館特集を見た。
全国で唯一の国立児童施設であるこどもの城、「子ども・子育て支援法案」可決法案のなかで「自治体が取組むべき予算」として予算の凍結が決定。9月、厚生労働省は閉館の決定を発表した。子育てに関する国家予算は先進国中最低レベル。こんな矛盾があってはならない。
厚生労働省はこどもの城閉館の理由として「老朽化」を挙げているが、まだ築30年である。毎年国家予算で適切なメンテナンスがなされ耐震などの安全性や外観には全く問題ない。現在でも週末は混雑する人気施設で収益も黒字。メンテナンスにカネをかけ過ぎていたというのならカネのかけかたを是正すれば良いだけで、閉館する必要はどこにもない。先日も改装したばかりだ。青山劇場に関しては舞台関係者から舞台装置などをより現代的なものにしてほしいという要望があるようだが、これも改修すればよいだけで閉館の理由にはならない。
ほかに厚労省が理由としてあげているのは「公立児童館の普及」や「民間施設が人気であること」、しかし実際には94年をピークに公立児童館の数は年々減少していて、こどもの遊び場は限られてきている。渋谷では今年3月に都の福祉保健局管轄で運営されてきた「東京都児童会館」が閉館したばかりで、地域からふたつのこどものための大型施設が失われることになる。これに対し渋谷区議会は自民、民主、共産など全会一致でこどもの城閉館に抗議し国に存続を求める決議を採択。また民間の施設は児童保育施設か、単なるアミューズメント施設かであって、役割がまったく異なる。こどもの城のように幼児から中学生高校生まで幅広い層の子供が遊べて、学べる総合教育科学芸術文化施設は公共・民間問わずほかにどこにもない。
存続を求めるキャンペーンサイト
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