きょう、PLAYLOGサービス終了のお知らせが届きました。PLAYLOGはSONICSTAGEまたはxアプリといったソニー製の音楽ファイル管理プログラムや、ウォークマンなどのソニー製音楽再生機器の再生履歴をアップロードして共通の音楽的趣向を持った人たちとつながろうというlast.fmやPINGのようなサービスでした。
しかし、正直言ってウォークマンユーザーにすら認知度は低く、登録も面倒なうえ使い勝手も悪く利用者は伸びず、利用者が少ないから新規利用者も少ない、データベースも拡充しない。という悪循環に陥っていました。
これは僕のユーザーページですが、ツイッターに再三IDを公開してもひとりもフレンドが増えなかったサービスはPLAYLOGだけです。
ほかのサービスに対して真新しいものはなにもないのですが、開発がオープンでないxアプリにはlast.fm用のプラグインもないため、ウォークマンユーザーにとって再生履歴を整理・共有するための唯一(にして最悪)の手段となっていたわけです。
ソニーはなんでも顧客を一貫自社グループサービスで抱え込もうとするので、音楽管理ソフトもxアプリなどというのを作ってしまい、さらに圧縮方式すらATRACオーディオだとかadvance LOSSLESSとかOpenMGとかわけわかんないこと言いだしてもうホント…。SONICSTAGEはあまりにも重かったですがxアプリになってだいぶ改善しました。まだぜんぜん重いですが。それに同じファイルを再生したときも他の再生ソフトに比べてイコライジングが最適でいい音がします。しかしこのxアプリという孤立した独自サービスのためにユーザーはlast.fmに再生履歴をアップすることも許されず(winampやJetAudioはサードパーティーが独自開発して公開しています。)あれもこれもと連鎖的にさまざまなサービスで孤立を深めて行っていたわけです。
5月までに完全にサービスが終了するということですが、ぜひとも次回xアプリ更新時にはlast.fm scrobblerプラグインを搭載してほしいものです。
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